撲滅委員がやられた・・・・と言う噂は次の日にして校内中に知れ渡った。
それは、生徒会親衛隊メンバーが口々に言いまわった結果らしい。
生徒会に刃向う者は制裁を・・・・
会長には刃向う者には死を・・・・
それが橘学園の闇のルールだ。
勿論、撲滅委員の噂は飼育栽培委員会の耳にも届いたのだった。
「どうやら、西原先輩にのめされたらしいです!!」
飼育栽培委員会の一人の生徒が口絵緒開くと、
それぞれ笑みを溢さずにはいられなかった。
彼女には西原親衛隊に所属する友人がいるらしく、
その伝でよく生徒会の話は耳にしていた。
そのため、生徒会に媚を売ることは欠かさない。
自分達が生き残るためならなんだって出来る!!
とういのが飼育栽培委員会の鉄則らしいが・・・・。
お嬢様、お坊ちゃまがそろうこの学園でそういった部類の人々は極稀で、
珍しいのは言うまでもない。
「あちらは生徒会も敵にまわしたみたいだね。此方には都合がいいね」
にやりと笑う。
計算しつくされた表情は、何処となくつかめない。
やり手と言う印象も第一だが奥手・・・・と言うのも何故かあっている。
彼の名は銀河・・・・。
この飼育栽培委員会の委員長に就任された人間だ。
因みに茸をこよなく愛する人間でもアル。
好きな茸はナメコ・・・・。
そんな彼は座っていた椅子から立ち上がり、華麗に指を鳴らす。
・・・・見るからにかっこ付けたがりな人間である。
すると、少し怖そうな大人があらわれ肩には何かを担いでいた。
「お坊ちゃま、どうぞ・・・・」
「ありがとうございます、じぃ」
えっ!!?この年で!!?
と言うくらいわかいのだが誰も突っ込まない。
いや、突っ込んではいけないような気がする。
「あっ、因みにさっきの方は28歳だよ。名前は大竹」
だ、だれだよ・・・・。
ってか、なんで自分たちが考えてるのがばれてるの!!!??
焦らずに入られないメンバー達で会った。
「で、でででででも、銀河君・・・・コレは何??」
ふっと脳裏によぎったことを三原が問う。
彼の目の前に下ろされた積荷は、見るからに重そうだ。
「委員会の予算の半分を使わせてもらったよ・・・色んな茸の菌だ」
「えっ!!?こんなにも・・・・」
三原が驚くのも無理なかった。
その量は半端ではないのだから・・・・・。
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